T'sカフェ

オイルに必要なやわらかさ

久々の更新に…なってしまいました。(滝汗)

オイルについて書き続けていましたが、ハンパだったなぁと反省。

ひとまず、オイル編の〆として、質問の多い「粘度」について書きますネ。

 

オイルの重要な作用の一つ、潤滑作用。

それが発揮されるためには、オイルがムラなく隅々まで行き渡るコトが大前提です。

エンジンオイルは、常温ではネバネバしています。

料理用の油をイメージするとわかりやすいと思いますが、アレより数倍ネバネバです。

あのネバネバを、粘度という値で数値化したのが「10w-30」とかの表記です。

 

ココで実験です。左が「5w30」のオイル 右が「15w50」のオイルです。
垂直にすると流れていきますが、あきらかに左側の5w30の方が速く流れますネ。
常温では、「5w30」の方が「やわらかい」のがわかります。

このやわらかさが、エンジンスタート時の潤滑には必要な性能です。

なぜなら、エンジンスタート時は、オイルがエンジン下部に溜まっていて…

エンジン上部の方は、必要な量がないから。

すこしでも早く、オイルをエンジン上部に行き渡らせなければならないのです。

その時に、やわらかさが武器になります。

オイルは、ポンプでくみ上げられて、蛇口からシャワーのように放出されます。

出口がシャワーなら、硬い液体じゃぁ遠くまでいきませんよネ…

やわらかさが必要って、わかって頂けましたか?

 

実験した「5w30」のオイルですが、実は当店で原付から、大型車両まで幅広く

オススメしているオイルです。

採用している理由のひとつは、もちろん「やわらかさ」

オイル交換は、こだわりのオイルを用意している当店で!よろしくおねがいします!

それでは、また次回をお楽しみに!