T'sカフェ

もはや死語?カブる

ガソリンに点火するスパークプラグ。

2サイクルエンジンを見かけるコトが、かなり少なくなり、インジェクション化も進み、「カブる」と

いうコトバも、あまり聞かなくなりました。

2サイクルエンジンは、ガソリンと共に潤滑用エンジンオイルを、直接エンジンに送るシステム上、

プラグも大径で汚れも付着しやすかった分、定期的にメンテナンスしないと、点火が弱くなって

プラグが濡れたようになる、「カブり」が発生していたんですネ。

インジェクションと違い、無駄なガソリンをも送ってしまうキャブレターも、その一因でありました。

※「かぶる」 (言動や特徴が)人と同じ、もしくは他者が自分と同じこと。

こっちのコトバの方が、より耳にする機会が多くて…時代が変わったんですねぇ(しんみり)

 

スパークプラグは、高効率化が進むエンジンで、スペースがドンドン追いやられて、小径化。

電極と呼ばれる火花を散らす部分も、丈夫な白金やイリヂウム合金を使用したりして、ロングライフ化。

進化を遂げています。

その分、脱着のアクセスが大変になっていて、外すだけで数時間…なんてコトも(滝汗)

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写真左が新品、右が1万キロ以上使用済みのプラグ

中心の棒状の部分から電極の間で火花がスパ~クするワケですが、スパ~クの度に少しづつ

消耗します。古いプラグは、中心の棒が楕円になっているのがわかります?

スパ~クの強さは、棒状の部分と電極のスキマ寸法がキモでして、広くなると火花が弱くなり

パワーが欲しい場面(例えば登坂時や急加速時)に失速したりします。

ただ、ここまで消耗すると、アイドリング時からバラついてましたけど(苦笑)

こうなる前に…5000kmに一度は交換したいですネ。

交換は、点検や車検のついでに行うと、作業が重なる部分がある分オトクに作業出来ます。

「そういえば、いつ替えたっけ?」なんて方は、点検の際にお申し付けくださいネ!