今日は、エンジンオイルがもつ潤滑、冷却、清浄、密封、防錆の5つの役割のひとつ、
「冷却」について書いてみます。
マニアックさ全開ですが、どのオートバイにも欠かせない、エンジンオイルに
ついてですから、ビギナーの方から、ベテランの方まで…
お役に立てれば…
お役に立てるハズ…そう信じて書いていきますね。
冷却というと、どうしても、オイル自体を冷やして、それでエンジンの熱を下げるイメージ
だと思います。
そういった機構を使っているエンジンも、モチロンあります。
でも、主な使われ方は、「部品同士の熱伝導率を高める」コト。
それにより、結果的に冷却効果が現れます。
熱い部分から、冷たい部分に熱を逃がす手伝いをするんですネ。
それでは、恒例の実験です。
2枚のアルミの板を合わせて配置します。
片側から熱を加えて、もう1枚に熱がどのくらい伝わるかをご覧ください。
まずは、2枚の板の間に、何もない状態。
続けて、2枚の板の間に、オイルを垂らした状態。
あきらかに、オイルを垂らした方が熱があがる速度が早いですネ。
これが、オイルの熱伝導性向上効果・・・「冷却作用」です。
こういった作用も、劣化した古いオイルでは、本来の性能が発揮されません。
季節は丁度シーズンイン。新しいオイルで走り始めましょう。
そうそう、スズキから新たなハイスペックオイルが発売されました。
オイルの摩擦特性表示が珍しい「MA2」で、最高レベル。スズキの本気さが伝わります。
価格も1Ⅼ 2,000円(税別)とお手頃価格。
大排気量車向けで、安心してお使いいただける逸品です。
次回もオイルの役割について書きますのでお楽しみに~
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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