爽快日記

「バイクユーザーを未来へ導く」パネルディスカッションで感じた事。

昨夜は今夏初の花火を岩手県一関市で偶然にも見る事が出来ました。
なぜ?一関に?って、バイクラブフォーラム(以下、BLF)へ参加の為、一関に行ってきました。
このBLFは、日本のバイク文化と二輪車産業の発展を目指して、「官民一体となって真面目に議論しよう」というコンセプトです。
詳しくは、BIKE LOVE FORUMのHPをご覧ください。
今回のBLFで感じた事?想い描く未来?
近い将来、きっとこんな事が起きるのかなぁ?と、ワクワク感がハンパない気持ちをお伝えします。

 

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進行役:左2番目 宮城光氏

 

パネルディスカッション『バイクユーザーを未来へ導く』でご登壇されていた、木村様(クレタ社長)松下様(オートバイRIDE編集長)原田様(ガールズバイカー編集長)のお三方のトークが最高でした!

何が最高なのか?
そこの事を、きっとバイクの世界にはこんな未来が待っているんじゃないかな?って、勝手な解釈で書いてみますね。トークの内容に基づいて。

昭和20年代後半?30年頃に決まったまんまの、原付制限速度30Km/h
本当にこの制限速度で良いのか?更に、二段階右折などが必要なのか?
現代にマッチしていないと思います。
原付バイクが出始めの頃と現在の原付バイクの性能に差がある事は周知の事実です。

制限速度を変えるべきなのか?それとも免許制度を見直すべきなのか?
ここで、最近話題になったホンダとヤマハの原付スクーター業務提携の観点から考えれば、排気ガス規制など様々な規制をクリアする為に、日本でしか販売されていない原付バイクを改良する必要があるのかどうか?
ライバル同士が業務提携する事も納得出来ますね。

では、免許制度の見直しが現実的なんじゃないか?って思うわけです。
例えば、普通四輪免許にも付帯する原付免許の排気量区分を125ccまでに拡大する。
そうすれば、世界的に発売されている原付二種スクーターは多数存在するわけで、生産コストも下がり、販売価格にも良い影響を及ぼすと思います。
更に、2段階右折なども不要になり、制限速度は法定速度と同じになる事で、安全な走行が可能になりますよね。

また、普通二輪免許についても、現在の400ccまでの規制を600ccまでにする事も、原付と同様に様々なバイクが日本に導入されると思います。
600ccなどのバイクを400ccに改良する事もなくなり、こちらもコストを下げる事が可能ではないかな?

 

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左:北村明広氏(くれた代表取締役)中央:原田英里氏(ガールズバイカー編集長)右:松下尚司氏(オートバイ編集長)

 

そして、高速道路の二輪車料金の見直し。
これも、普通に考えておかしな事実ですよね。
乗車定員が4名の軽自動車と乗車定員が2名のオートバイが同額な事が。
これは近い将来、現実化する事と思います。
その一つの施策として現在行われている、ETC限定定額料金乗り放題「ツーリングプラン」
これを多くのライダーに利用して欲しいと思います。
お得にしたのに、全然使われてないじゃん!となってしまうと、今後の二輪車の料金改定に影響を及ぼしかねない?かもしれませんね。

大きく分けてこの2点、免許制度と高速道路料金改定。
どちらも、ライダーにとって明るい未来がそこにありますね。

それから、未来のライダーの為にできる事も少し。
若い人達がバイクに興味が無いって話を良く耳にします。
でも、実は興味をもつチャンス?出会いが無いって事が理由かもしれませんね。
情報は大量に出回っている現代であっても、新たに興味が湧いてくる情報にたどり着けているのか?
バイクと触れ合う出会える環境があるのかどうか?疑問です。
昨日もあるバイク雑誌の編集長が、今まではバイクで走って行くツーリングルートでイベントを開催していたが、今後は街中で多くの人に見て触れてもらえるイベントもありじゃ無いかと話してました。

また、現在のライダーが本気でバイクを楽しんで欲しいとも話していました。
大人が本気で楽しく遊ぶ、その姿がカッコ良く、良質な大人の趣味としてのバイクになって欲しいと。

免許制度や未来のライダー育成など、一朝一夕では出来ない事だと思います。
ただ、私たち業界関係者もライダーの皆さんも、自分たちが出来る事をしっかりとやって行くことによって、新たな世界に導く事が出来ると信じています。

二輪車産業政策ロードマップなるものが存在しています。
①世界のバイクの2台に1台をジャパンブランドに
②国内市場販売100万台
③利用者の(ライダー)マナー向上
など3点が、2020年の目標イメージとなっています。

今回のフォーラムで感じた事をずらずらと書いてしまいましたが、少しでも何かを感じてくれたら嬉しいです。
では、また明日!