さて、昨日に引き続き「二輪車を取り巻く環境変化」の後編です。
昨日は、1968年から1989年まで、後編の今日は、1990年から現代までの完結編です。
1990年
メーカー排気量自主規制撤廃
1991年頃から
バブル崩壊(円高加速による景気冷え込み)
1996年
大型二輪免許が教習開始
1997年
消費税率5%にアップ
二輪車の昼間点灯システム装着義務化
90年代に入り、二輪業界の変革もだいぶ進んで来ましたね。
大型二輪免許が教習所で取れるようになったり、レプリカ全盛時代の80年代から、ストリート系やビッグスクーターのヒットなど、バイクのイメージもだいぶ変わったのが90年代です。
今や当たり前の、二輪車のヘッドライト昼間点灯もこの時期に義務化されました。
大型バイクも登場して来ましたね。
CB1000SF(1992年)やXJR1200(1994年)などもこの時期に発売されています。
ナナハンからリッターバイクって大型バイクの呼称も変わって来ました。
2005年
高速道路二人乗り規制解除
二輪車オートマ(AT)免許制度導入
2006年
二輪車ETCスタート
駐輪禁止取り締まり強化
2007年
二輪車馬力自主規制撤廃
排気ガス規制
2014年
消費税率8%
2016年
軽自動車税増税
国内出荷台数337千台
2000年代に入り、ETCや高速二人乗り解禁など、ツーリング環境は良くなってます。
が、駐輪取り締まりの強化や、排ガス規制、などで販売面は右肩下りの状況です(汗)
昨日書きましたが、1982年のピーク時の国内出荷台数は327万台。
それに対して、昨年の出荷台数は34万台弱と激減しています。
桁が違うので驚きますよね、30年でこれだけ変わったので。
さらに、排気ガス規制が進み、写真のヤマハのフラッグシップモデルV-MAXの販売終了や、モンキーも販売終了などマイナス面が目立ちます。
でもね、この環境変化をブログで書いてマイナス面を伝えたいのではないんです。
伝えたいのは、この30年間で、頑張っているクラスがあるのも事実だって事です。
250クラスや大型クラスは、ここ数年横ばいとか微増とか頑張ってます。
さらに今年に入って250クラスは、大幅にアップしているメーカーもあります。
オートバイの使用環境が変化したのでしょうね。
日常の足が、四輪車や公共の交通機関などに変わったのに対して、レジャー・趣味としてのバイクは大きく変化はないって事です。
先に書いた通り、250クラスが人気で、今年は若いライダーが多くデビューしています。
人口も2008年をピークに現象傾向となっています。
新規にバイクに乗るライダーも大切です。が、
それ以上に、現在乗っているみなさんが、長く楽しくバイクライフを送れるように、私たちも一緒に楽しんで行きたいと思っています。
コツコツと少しづつ、ちょっとづつ、自分たちが出来ることを伝えて、ライダーの皆さんに喜んでもらえることをやっていきます!
2日続けて、業界を取り巻く環境の変化を書きました。
そうか〜世の中は、業界的には、そうだよねー仕方ないよね〜って思っちゃいます?
いやいや、まだまだだよ!って思って楽しみます〜
他と同じことをしていたら、この環境の変化と同じになっちゃうよね、これからもきっと。
業界の常識からの逸脱が必要ですね(笑)
今日、お伝えしたかったことは以上です。
では、また明日!
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