「ドライブチェーンの遊び」「ワイヤーの遊び」等々、様々な部分に必要な「遊び」。
言い換えれば、「余裕」といった意味になります。
ドライブチェーンで言えば、リヤタイヤが上下に動くと、エンジンのスプロケットからの
距離が変化(上がると距離が伸びます)するので、その分必要な余裕が、「遊び」です。
操作系のワイヤーも、ハンドルを左右に切るコトで、やはりエンジンからの距離が変化する
ので、様々な操作を行って余裕があるかの確認が必要です。
このように、絶対に必要な「遊び」ですが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」でして…
前述のドライブチェーンで言えば、外れてしまう可能性がありますし、
ワイヤー類も、スロットルなら反応が遅れたり、ブレーキやクラッチなら、十分な作動が得られ
なかったりと、イイコトありません。
なにより、オートバイに乗っていて楽しくありません。
写真のクラッチワイヤーの場合は、レバー根本にあるアジャスターを回すコトで、簡単に調整可能です。
ちなみに、ココでプロのワンポイントアドバイス。
アジャスターの切り込みは、雨の侵入を予防する為に、必ず下向きに調整します。
写真は、あえてダメな状態にしてますので、マネしないでくださいネ!
定期的な点検で、「遊び」を適正に調整して乗りましょう!
なぜ、「定期的」に点検する必要があるかと言いますと…
「遊び」は、ホンの少しづつ増えていくために、乗り手が気付かないうちに大きくなっているんです。
また、「遊び」が少なすぎるのも、消耗を異常に加速させる原因になりますので、調整はプロの手で
行うのがベストです。
点検間隔は、1年に1度の定期点検では長すぎますので、乗る頻度にもよりますが、2~3ヶ月に1度
くらいで、チェックを依頼してください。
調整の必要があるかどうかは、すぐにチェック可能ですので、お気軽にご依頼くださいネ!
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