昨日は、ドライブチェーンのクリーニングの話をしましたが、次は調整です。
走った分だけ、チェーンの伸びが出てきますし、チェーンとかみ合うスプロケットの歯も
擦り減ってきますから、時々は点検調整する必要があります。
新しいオートバイは、特に初期ノビが出やすいので、初回の点検では必ずチェックする
部分でもあります。
ただ、このごろのオートバイは、ドライブチェーンの遊びの設定が様々で、注意が必要です。
ドライブスプロケット(エンジン側)の位置と、アクスルシャフトの位置(リヤホィール側)の
関係で、調整値が変わります。
何もチカラを加えていない状態から、上下に動かし、その振れ幅が「遊び」となります。
コレが、車種によって基準値が違うので、その値に合わせて調整していきます。
遊びが小さいと、唸るような音が出たり、サスペンションの動きを妨げたり…
逆に大きいと、チェーンが外れるリスクが出てきます。
日常点検では、この遊びをチェックするとイイですネ。
調整は、まずはチェーンのクリーニングから。汚れを落とすだけで、遊びが大きくなります。
チェーンも、1周のうち伸びが大きい部分と小さい部分があるので、1周回転させながら、
最も遊びが小さい部分で、調整していきます。
あまりにも、その差が大きくなったり、ガタや固着があるようなら、交換ですネ。
それと、調整についてですが、後輪のアクスルシャフトを緩める必要がある車種が殆どですので、
大トルクでの締付が必要なので、安心の為にもご依頼ください。
チェーンにも、鉄色だけじゃなく、ゴージャスなゴールドやシルバーメッキ、赤や黒、ブルーの
カラーリングチェーンなど、カスタマイズムード満点なモノもあります。
交換の際は、スプロケット(歯車)とのセット交換がオススメです。
コーディネートなど、お気軽にご相談くださいネ!
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