爽快日記

何故、ブレーキの引き摺りは起きたのか?踏みっぱなしになった原因は?

雨降りの日曜日。
バイクに乗れなくて、ちょっと残念ですね。
まぁ、秋の行楽シーズン、バイクシーズンはこれからですので、今後の天気に期待しましょう!
さて、そんな今日のブログは、ツーリング中に起きたブレーキトラブルについてです。

 


北海道ツーリングを楽しんでいる、当店のお客様、クソカスマンさん。
クソカスマンって(笑)なんかすみません。
ハプニング続きの彼のツーリングの様子を、ツイートで楽しませてもらいました。
そんな中、気になったツイートがこれです。
『リアブレーキの調子が悪いなと思ったら何か凄い削れ方してるんだけど大丈夫なのかこれ』
いやいや、大丈夫な訳が無いですよ!
ブレーキパッドが減って、ディスク板を削ってますって!

まぁ、普通にメンテしてないバイクだと、よくあるトラブルですが。
ただ、彼の場合はツーリング前にブレーキパッドを交換していました。
ブレーキキャリパーもパッドもしっかりとメンテされている状態で、ツーリングへ出発しているにも関わらずにこの状況です。
新品と比べれば削れ具合は一目瞭然です。って、比べなくてもですが。

 

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新品のディスク板

 

ブレーキパッドが減っていない、キャリパーにも問題が無い。
この状況で、何故ディスク板が削れたのか?
答えから言うと、ブレーキペダルを踏んだ状態で走っていたのが原因と考えられます。
この状況になるまでの走行距離は、2,000キロほど。

では、何故?ブレーキペダルを踏みっぱなしになったのか?
彼と一緒に考察してみました。原因の原因を。

『踏みっぱなしの原因』
彼のバイク、MT-25にはバックステップが付いていました。
更に、以前の転倒でステップバーが曲がっており、ブレーキペダルの動きが悪い状態になっていたのでは無いか?
しかし、動きはスムーズでした。原因とは考えられない。

では、何故、ブレーキを踏みっぱなしになったのか?
実は、北海道ツーリング16日間の期間に問題があったようです。
長時間のツーリングで、身体は疲れ、重心が前に傾き、ハンドルに寄りかかる状態で走っていたとの事。
更に、バックステップとセパレートハンドルを付けていた事により、前傾、足首の角度もキツくなりブレーキペダル自体を踏み込む様な姿勢になっていました。
ブレーキペダルの遊びもほとんど無い状態、調整されていませんでした。
しかも彼は昔、足首を骨折しており、足首の柔軟性も無いとの事でした。
そんな状況中、ブレーキペダルを踏みっぱなしで走行する事になったと考えられます。
ブレーキ板の損傷もありますが、燃費も悪くなっていたはずですね。

因みに、ブレーキペダル、シフトペダルは微調整が可能です。
自分にあったポジションで、快適なツーリングを行いましょう!

では、また明日!